ブログ「時田・幻椏・芳文の「我貌徒然」」の記事
コンクリートから人へ
八ツ場ダム建設工事が、再開されるらしい。「コンクリートから人へ」 と言う民主党のマニフェストに掲げられたキャッチコピーは、建築を業とする私でさえ上手いコピーだと関心をしたものである。本質の良し悪しでは無く、民主党の政策を見事に表現をして、反自民の大衆を鷲掴みにした。今思えば、何の根拠も裏付も無い、ポピュリズムそのもののキャッチコピーであった事が露呈したと言う事である。
人間の意識とは可笑しなもので、「コンクリートから人へ」 と言う現実は偽りだったと言う結果に立ち至っても、刷り込まれた意識は元には戻らない。本来人間と建築は、対立するものでは無い。人間との関係性の中で建築は価値を持つ。真に価値在る建築を建設して来たか、と言う問いに真摯に答えなくてはならないと、私は建築の原点に戻っって地域を、人間を改めて考えて来た。オール熊谷自立支援ネットワークもエネルギー・セキュリティー問題も、この発想の延長線上に在った。勿論反省もし、襟を正しもしたが、度を越えた建設業バッシングが現実にある。このまま行けば、地域から建築文化も、地縁技術も消えてしまうだろう。只々自分に厳しくストイシズムの極みに私自身を置く事で、耐えている。が、政治家の都合に振り回される事だけは我慢出来ない、と強く思うのである。
厳しさの中に身を屈めながらも、クリスマスシーズンである。カーラジオのDJが、「今年一番のプレゼントは何ですか?」 と言う問いに、多くの答えが寄せられていた。プロポーズの言葉、赤ちゃんを授かった事、大災害を経験して平凡な日常を頂いている事が一番のプレゼント等々・・・。私も、何が今年一番のプレゼントかしら、とふと思う。
そうそう、この子である。初孫の陽以君である。2月22日に生まれてこの方、決して多くは会っていないのだが、至極可愛い。昨日から帰ってきてくれている。随分と大きくなった。この子達の未来を輝かしいものにしたい、私達大人の責任は大きいと思うのである。