ブログ「時田・幻椏・芳文の「我貌徒然」」の記事
年用意
24日から庭師が入り、生垣の刈り込み、庭木の徒長枝を剪定、松の手入れを終えて昨日作業を終えた。今日は門松が運び込まれて、会社の年用意も進んでいる。
私の年用意は、Bindex 6穴のシステム手帳用の年間ダイアリーを自分仕様に手を入れる事から始まる。人間の記憶は天候に強く影響を受けるだろうから、私は0.4ミリのボールペンで5.5ミリの円を365個 日付の下に書き込む。これが結構大変な作業で、発行元の日本能率協会マネージメントセンターへご提案もしたが、一向に聞き届けてくれない。
「少し背中をまるめて、黒いシステム手帳をしっかり胸にかかえて来る人がいます。『私 ? 私は吝嗇家、ケチです。お金も、時間も、ほんとにもったいない。無駄には使えません。東京まで、JRの片道運賃が1110円、往復で2220円のところ、フリーキップが2230円、一日乗りほうだいですから、こりぁいい。だからいつも東京に出て行く時は、このフリーキップを使うのですが、私、池袋へよくいくんです。池袋は東京のど真ん中、そうずーっと思っていましたから、池袋へいく時もフリーキップを買っていました。ある時、池袋まで950円でいける事に気がついたんです。往復で1900円。安いと思っていたフリーキップより330円も安いですよ。あーあもったいない。何度も何度も330円損しちゃって、ほんとに腹が立ちましてね、立ちくらみがしましたよ。実を言いますと、もっともったいないと思っているのが時間なんです。この時間っていうやつは、ちょっと私が油断しているとスルッと逃げてしまいます。だからしっかり捕まえておかないと。ああこのシステム手帳、これがそれなんです。人間の記憶なんてものはいい加減なものですから、下手をすると昨日の事さえ忘れてしまいます。私は、それがもったいなくて。だからこのシステム手帳に何時から何時までは何処でなにをしていたかを、ほんとにしっかり書き留めておくんです。これで安心、ホッとするんです。これだけ大切にしている時間ですから、他人様に私の時間をもてあそばれると腹がとにかく立つんです。はい、私はケチンボーです。』 少女はその手帳を見せられてびっくりしました。小さな細かい字でびっしりと書き込まれているのですから。少女は、ここまで書き込む時間はもったいなくないのかな と、ちょっと意地悪に思いました。」
「幻椏の童話・街角のベンチ」 に登場する吝嗇家そのままに、私は自分史を手帳に刻んでいる。毎年、同じ様に円を描き、補助線を入れて自分仕様に書き込み作り直し、システム手帳にセットする事から年用意がスタートする。29日の仕事納めまで、事務所の大掃除、1年間のゴミを出して整理整頓。そして29日の夜から自宅の大掃除である。
今年も随分押し詰まって来た。